Key Points
- オーストラリアも政府端末でのTikTokを禁止する国のリストに加わりました
- これはアプリがもたらすセキュリティリスクを制限するためのものです
- マーク・ドレイフェス法相が禁止を声明で発表
ソーシャルメディアアプリ「TikTok(ティックトック)」が、セキュリティ上の懸念から、オーストラリア政府端末から禁止されることが発表されました。
マーク・ドレイフェス法相が4日火曜日、声明で禁止を発表しました。
「現実的に可能な限り早く発効する予定です。適用除外は、ケースバイケースで、適切なセキュリティ対策が施されている場合にのみ許可されます」とドレイフェス氏は述べています。
この禁止令は、政治家や公務員のために政府が支給した携帯電話やその他のデバイスに適用されることになります。
また、ザ・オーストラリアン紙の報道によると、州・テリトリー政府は3日月曜日に連邦政府の禁止令について説明を受けており、州・テリトリー職員にも同様の規則が設けられることが予想されます。
アメリカ、カナダ、欧州連合では、政府職員は業務で支給された端末でTikTokを使用することはすでに禁止されています。
「極めて残念」
TikTokオーストラリア・ニュージーランドのゼネラルマネージャーであるリー・ハンター氏は、この決定が正式になる前に声明を発表し、確認されれば、それは「極めて残念」であると述べていました。
「(今回の決定は)事実ではなく、政治に左右されたものです。また、TikTokとそれを利用する何百万人ものオーストラリア人が、この政策について政府と建設的に関わりたいと繰り返し申し出たにもかかわらず、メディアを通じてこの決定を知ることになったことにも失望しています」
「繰り返しますが、TikTokがオーストラリア人にとって何らかのセキュリティリスクであることを示唆する証拠はなく、他のソーシャルメディア・プラットフォームと異なる扱いを受けるべきではないことを強調します」
連邦野党は、国家安全保障上の懸念から政府が行動し、他国に倣って禁止措置を講じるよう求めてきました。
ソーシャルメディアアプリを所有するByteDanceは、ユーザーデータが北京に供給される可能性を否定しています。
火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!
から過去のストーリーを聴くこともできます。